2019.03.22
コラム
3月末は決算期(川島理事)
3月と言えば年度末で、決算期。私は会社社長をしていた時、決算の数値で、一番大切にしてきたのが不動産や預金のような「見える資産=有形資産」ではなく、ブランドや人財などの「見えない資産=無形資産」でした。(ちなみに我が社は、業界トップの無形資産保有率だった)実はこれ、個人にも当てはまると思っています。では個人にとっての無形資産とは何か?それは、家族や親族、友人や恩人、知見や専門性などです。無形資産の定量化は難しく、個人ではその必要性もありませんが、感覚的に、自分の無形資産の増減を把握しておきたいものです。私は15年ほど前、読者数3万人のメルマガを発行していまして、記事の一つに、「見えない資産」というのがありました。http://urx2.nu/VeRg読み返してみると、まだ若い稚拙な内容だなとは思いますが、個人としても無形資産が大切だと、当時から言い続けてきました。(ペンネームで発行していたこのメルマガのバックナンバーは、http://urx2.nu/ZCDh )最近では、超ベストセラー「ライフ・シフト」の中でも、次の3つから構成される無形資産の大切さが、力説されています。・仕事のスキルや知識などの「生産性資産」・友人や家族、心身の健康などの「活力資産」・内省、新しい事への前向きな姿勢などの「変身資産」FJ代表の安藤さんとは、この無形資産の増加などを啓発するために「ライフシフト・ジャパン」社を立ち上げました。 https://lifeshiftjapan.jp/3月末の決算期は、資産の棚卸しの時期でもあります。無形資産が増減したか、今期に得られた無形資産は何か、皆さんも、自分の棚卸しをしてみてはいかがでしょうか?家族の笑顔や家族との時間が、増えたか否か新たな友人、経験、知見などを得たかどうかそして、自分の「未来予想図」の完成度は高まったかなどが、試算方法の一つかもしれません。ちなみに、私は今期、300回くらいの講演をやらせて頂き、それらを通じて、多様な人々から多くのことを学びました。家族の笑顔は、減っていないとは思いますが、妻が単身赴任となったので、一緒の時間は減りました。う~ん、無形資産を増やすのは、楽しいが簡単ではないと実感しています。ファザーリング・ジャパン 理事 川島 高之
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