みなさまいかがお過ごしでしょうか?
夏休み真っ只中のFJメルマガです。
そもそも夏休みってどうしてあるんでしょうか?
これはとても簡単です。答えは「暑いから」です。
あまりに暑くて、
・学校どころじゃない!
・あんな暑い教室で授業なんかできない!
ということで夏休みがあるのです。
大人でも思いますよね。こんな暑いんじゃ仕事にならない!
暑すぎでやってられない。ということですね。
僕が小学生の頃、教室にクーラーどころか扇風機もなかったです。
唯一の冷房は窓は開ける、だけでしたからね。
暑い夏はどうしようもなかったです。
クーラーだけでなくテレビも教室になくて、全校で和室に一台だけ。
社会科の授業は和室にわざわざ行き、ちっちゃいブラウン管テレビ
の前で正座して、みんなでNHKの「働くおじさん」を見ました。
このネーミングも今考えるとすごいですね。炎上の匂いがします。
最近の小学校はクーラーついてますし、テレビも大画面があります。
電子黒板にパソコン、生徒一人一人にiPad一台ずつというところも。
すごい変化ですね。
クーラーがあるのだから夏でも暑さは関係ないのでは?
いえいえ、学校の活動は単に教室だけに限りません。
クーラーがあるというだけで健全な学校活動ができるわけではなく、
体育館やグランドでの活動も多いです。
やはり暑い夏は、それなりに休むべきなんでしょう。
面白いのは、夏休みの期間は全国一律ではないことをご存知ですか。
「暑いからある夏休み」ということは、暑くないところはどうする?
ということになります。
1968年兵庫県生まれの僕の夏休みは「7月20日~8月31日」の41日が
基本でした。日本中、それがスタンダートだと思っていました。
9月から二学期スタート!
しかし、色々と全国でお話を伺っていると、本当に様々なのです。
特に北海道や東北はもっと短いということです。長野や北海道は
30日間もないということを聞いて驚きました。
しかし反対にそちらは、冬休みが長いのです。
「寒くてやってられない!」ということのようです。面白いですね。
日本は広く様々な環境で人の暮らしが営まれています。日本の、
そして教育の多様性を感じますね。そのように思うと、
暑い夏ですが、暑さを存分に楽しまないともったいないと思います。
大人にとってはつらい夏かもしれませんが、子どもたちにとって
幼い時の大きな楽しみの一つでしょう。夏にしかできないこと、
夏ならではのことをいっぱいして楽しい夏休みにしましょう。
いつまでも心に夏休みを!
ファザーリング・ジャパン顧問 小崎恭弘