NPO法人ファザーリング・ジャパン丨笑っている父親になろう

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2019.08.09 コラム

あー、夏休みー!(小崎顧問)

みなさまいかがお過ごしでしょうか?
夏休み真っ只中のFJメルマガです。

そもそも夏休みってどうしてあるんでしょうか?
これはとても簡単です。答えは「暑いから」です。

あまりに暑くて、
・学校どころじゃない!
・あんな暑い教室で授業なんかできない!
ということで夏休みがあるのです。

大人でも思いますよね。こんな暑いんじゃ仕事にならない!
暑すぎでやってられない。ということですね。

僕が小学生の頃、教室にクーラーどころか扇風機もなかったです。
唯一の冷房は窓は開ける、だけでしたからね。
暑い夏はどうしようもなかったです。

クーラーだけでなくテレビも教室になくて、全校で和室に一台だけ。
社会科の授業は和室にわざわざ行き、ちっちゃいブラウン管テレビ
の前で正座して、みんなでNHKの「働くおじさん」を見ました。
このネーミングも今考えるとすごいですね。炎上の匂いがします。
 
最近の小学校はクーラーついてますし、テレビも大画面があります。
電子黒板にパソコン、生徒一人一人にiPad一台ずつというところも。
すごい変化ですね。

クーラーがあるのだから夏でも暑さは関係ないのでは?
いえいえ、学校の活動は単に教室だけに限りません。
クーラーがあるというだけで健全な学校活動ができるわけではなく、
体育館やグランドでの活動も多いです。

やはり暑い夏は、それなりに休むべきなんでしょう。
 
面白いのは、夏休みの期間は全国一律ではないことをご存知ですか。
「暑いからある夏休み」ということは、暑くないところはどうする?
ということになります。

1968年兵庫県生まれの僕の夏休みは「7月20日~8月31日」の41日が
基本でした。日本中、それがスタンダートだと思っていました。
9月から二学期スタート!

しかし、色々と全国でお話を伺っていると、本当に様々なのです。
特に北海道や東北はもっと短いということです。長野や北海道は
30日間もないということを聞いて驚きました。

しかし反対にそちらは、冬休みが長いのです。
「寒くてやってられない!」ということのようです。面白いですね。

日本は広く様々な環境で人の暮らしが営まれています。日本の、
そして教育の多様性を感じますね。そのように思うと、
暑い夏ですが、暑さを存分に楽しまないともったいないと思います。

大人にとってはつらい夏かもしれませんが、子どもたちにとって
幼い時の大きな楽しみの一つでしょう。夏にしかできないこと、
夏ならではのことをいっぱいして楽しい夏休みにしましょう。
いつまでも心に夏休みを!

ファザーリング・ジャパン顧問 小崎恭弘

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