NPO法人ファザーリング・ジャパン丨笑っている父親になろう

お知らせ

2019.11.08 コラム

『ラテパパ』という言葉をご存知ですか?(村上理事)

男性育児参画の先進国、スウェーデンをはじめとする北欧諸国では、
育児に励むパパ同士の交流がカフェなどで盛んに行われています。

彼らは『ラテパパ』と呼ばれており、主夫や育休中の男性が、
ラテを片手に抱っこひも姿やベビーカーを押しながら
パパ友たちと談笑する姿が街の至るところで見られ、
だれもが家事・育児に積極的に取り組む文化の象徴となっています。

今や男性育休取得率が9割を超えるスウェーデンですが、
給与の80%保障やパパクオーター制度などの手厚い育休補償制度は
国策で何十年もの年月をかけて徐々に充実させてきた積み重ねです。

日本でも国を挙げて男性の育休推進の動きがあり、FJも尽力しており、
将来的に男性の育休が当たり前の社会になることでしょう。
そのためには制度や風土だけでなく、個々の意識の改革も必要です。

スウェーデンのパパたちは男女平等の意識があり
仕事以上に家族へのプライオリティとコミットが高く
父親としての役割と責任を自負していることも大きいのでしょう。
その結果、北欧諸国では父親の育児参画が当たり前の社会になりました。

日本では「イクメン」という言葉がでてきたのが10年ほど前。
近年、育児に関心のある父親は増えてきましたが、
ワンオペ育児が問題となっているように、まだまだ男女の格差は根深いです。

日本での父親育児はまだ、やらされ感や孤立感が伴うケースが多いようですが、
パパ友を作って育児を楽しむ『ラテパパ』が当たり前になるといいですね。

私が総統を務めている「秘密結社 主夫の友」では
『主夫』=『「主」体的に家事育児をする「夫」』と定義付けています。

男性が行っている家事育児の時間や分担量に関わらず、
主体的に自分ごととして家事育児に取り組んでおり、
『夫』として妻とのパートナーシップを大切にする男性は『主夫』を名乗ろう。
仕事をしている男性でも『兼業主夫』になれる。
との理念を掲げて主夫を増やす活動しています。

笑っている『ラテパパ』と『主夫』、はじめてみませんか。

【いばらきラテ・パパ応援フォーラム】 開催!
日時:11月17日(日)13:00~16:00 
会場:イオンモールつくば 3階 イオンホール
https://tsukuba-aeonmall.com/news/event/1383
村上がイベントのプロデュースをしています。
FJ小崎顧問の講演、絵本うたライブ、各種工作ワークショップなど

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