NPO法人ファザーリング・ジャパン丨笑っている父親になろう

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2021.12.10 コラム

FJコラム「プロジェクト遊びを通じて深まる父と子の絆」

「パパ、今日早く帰ってきてな」
最近になって長男も次男も早く帰ってくることを要望するようになった。
今までもそれはあったのだが、小さかった頃に比べると少しずつ子どもたちもそれぞれのことをするようになり、
「いってらっしゃい!」で終わることも増えてきた。
なんとなく寂しさを感じながらも、少しずつ大きくなってきている証なんだなと思っていた。

それがここにきて、毎日のように早く帰ってきて欲しいというのだ。
実は、コロナ禍でひっそりと始めたことがある。
それがプロジェクト遊びだ。
コロナ禍で自宅から出れない中で、家の中でも一緒に楽しみながら遊べるように考えた遊びである。
1つの部屋を潰して秘密基地を作ったり、カプラで街を作ったり、割り箸で筏を作ったり。
私と息子たちで時間をかけながら1つのプロジェクトをじっくり遊ぶ体験をしている。
そうすると、今まで以上に子どもたちとの会話も増え、意外な一面を知ることもできた。
今はだいぶ外で遊べるようにもなってきたし、前みたいに家で過ごす時間も減ったが、
それでも仕事終わりの夜の数時間を使って、今もプロジェクト遊びを続けている。
その時間が楽しみで、早く帰ってきて欲しいというのだ。
実は、僕もその時間が楽しみで、仕事から早く帰りたいと思っている。

現在は1,000ピースのパズルに取り組んでいる。
今ようやく100ピース程のところまできた。
まだまだ先は遠いが、毎日あーでもない、こーでもないということを言いながら楽しんでいる。

いつか父親になる息子たちにも父親を楽しんで欲しいなと思っている。
きっとその為には父親を楽しんでいる私の姿を見せることが大事じゃないかなと考えている。
その為に自分も息子たちもワクワク出来そうなプロジェクトを続けていきたい。

FJ理事 阿川勇太
https://fathering.jp/instructors/director/instructor_agawa.html

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