NPO法人ファザーリング・ジャパン丨笑っている父親になろう

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2022.03.11 コラム

FJコラム「年度末に思うこと」

和3年度、2021年度がそろそろと終わりますね。
年度変わりはなんだかバタバタとしてしまいます。毎年思いますが、なぜでしょうね?
もう少し落ち着いて年度変わりを迎えたいものです。
子ども達の成長は3月31日と4月1日で、そんなに大きく変わるものではないです。
身長が急に伸びたり、突然賢くはなりません。当たり前ですが。
人の営みは単に流れゆく時間を意図的に節目をつけて、そこに意味をつけています。
それが行事や年度ということです。自然に変化する季節の移り変わりとはまた別に、人の恣意的な取り組みです。
特に子ども達の成長は、親や周りの大人が思う以上に大きく早いものです。
すこし気を抜いたり、かまけていたりすると、その変化のタイミングや成長の節目を見逃してしまいます。
それはとてももったいない事だと思います。
子どもと共に家族を作っていく一つのきっかけとして、子ども達の行事や節目の一つひとつを大切にしてほしいと思います。
一生に一度のこともたくさんありますからね。またいつかではなく、「今、ここで」を大切にしてほしいです。
この三月は、生活発表会や卒園式、卒業式などがあると思います。コロナの影響で思う様な参加や出席が叶わないかもしれませんが、
子ども達の大きな節目を親として、社会として大切にしてあげたいと思います。

また今日は3月11日です。東日本大震災が起きた日です。
当日は私の次男の中学の卒業式の日であり、家に帰ってきてテレビを見て驚いた記憶があります。多くの方が亡くなりました。
その中には、父親もいた事でしょう。とてもとても無念であったと思います。家族と離れる事、また子どもを残して逝ってしまう事。
同じ父親として、その無念さを感じその想いに応えるためにも、今目の前にいる子ども達を守り大切にしていきたいと思います。
「父親が変わると社会が変わる」FJが大切にしている事です。
今年度、どんなことが変わったのでしょうか?父親一人一人の想いや行動、その変化がこの社会を良くしていくと思います。
同時に子ども達に対する大切なメッセージです。
みなさんと共に来年度も良い活動をしていきたいと思います。

ファザーリング・ジャパン顧問 小崎恭弘
https://fathering.jp/instructors/director/instructor_kozaki.html

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