NPO法人ファザーリング・ジャパン丨笑っている父親になろう

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2024.05.24 コラム

FJコラム「イキメンのススメ」

初めてメルマガのコラムを書きます、理事の浅山です。

私はFJに関わり、次の2つの言葉に出会って10年以上がたちました。
「自分の子供だけが幸せな社会はない」
「子どもは地域へのパスポート」
今も、出会った頃のアツい思いと鮮度は変わっていません。

今では、地域組織の役員や、地元のパパ友と様々な取り組みを
一緒にしています。そうです、いわゆる「イキメン」です。
※イキメン=地域活動をするパパ

最初のイキメン活動は、私が住んでいる街に川が流れており、
綺麗に保つための清掃活動でした。
その川は住宅街にあるのに、ホタルが毎年、瞬きます。
初夏、暗くなると子どもと手を繋いで家族で一緒に観に行ったのがいい思い出です。
(今では子どもが大きくなり日が合わずパートナーと二人で行くのが多いです)。

川を綺麗にするボランティア組織が街にあり、その清掃活動に子どもと
一緒に参加したことを今でもよく記憶しています。
掃除をしているときに、組織の代表の方が何気に、話してくれました。
「子どもが大人になり、子どもを授かり家族でこのホタルみてほしい」

この言葉を聞いたとき、パパスイッチならぬ、「イキメンスイッチ」が入りました。
当時は、地域活動や社会活動は何か大きな課題解決をすることや、困っている
誰かにサポートするものだとずっと思っていました。
川の清掃もただの環境保護が目的だと思っていました。
決してそんな大それたことではなく、自分の身近な、半径5メートル内の次世代に
バトンを渡すためにやっているとうことに、稲妻が落ちたような衝撃を受けました。
身近な人のためを思い、誰かと一緒に何かを地域で活動する。

それから、もともとやっていた地域活動の意義や目的の軸がしっかりして
解像度があがり、かなり活動的に動いています。
今では、地域のパパ友はもちろん、いろんな人を巻き込みながら、
一緒にいろんなことを取り組んでいます。
私の子どもは、こんな私をみてどう思っているのかはわかりません。
でも、私が楽しく、そして笑いながら過ごしていることはよく見てくれています。
(一緒に参加ならぬ、連れまわすこともよくあるので(笑))
笑っている親を自分の子どもはもちろん、他の子どもがみて何かを感じる。
そして、その螺旋が繋がる。こんな物語って面白くないですか?
少なくとも私は面白く、人生がとっても豊かです。

「自分の子供だけが幸せな社会はない」
「子どもは地域へのパスポート」
誰かと一緒に地域で活動する。
決して会社や組織では味わえない魅惑の蜜を味わってみませんか?
まずは身近な地域のどんな活動でもいいので、一歩参加してみてください。
面白くするコツは、誰かと一緒に実践することです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さんの「イキメンスイッチ」。私とお会いした時に是非聞かせてください。

NPO法人ファザーリング・ジャパン理事 浅山貴宏
https://fathering.jp/instructors/director/instructor_asayama.html
※FJ関西_全国プロジェクト「FJK的イキメン実践プロジェクト」
https://fjkansai.jp/ikimen

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